トゥルカナ湖西岸を探る

11/09/2014

この地域には珍しい豪雨のせいで、ナイロビへの旅行は出発が遅れた。4人乗りセスナ機はこの天候でのフライトは安全ではないので、僕たちは雨が止むのを恨めしそうに待っていた。一方、希望の光があった。トゥルカナ盆地研究所のディレクターであるローレンス・マーティン博士とその同僚が食料とその他の物資をキャンプに運ぶために10人乗りのキャラバン機に乗ってきた。

夕食をとりながら、僕たちはこの考古学者たちに僕らの撮ったスキャンを見せた。驚きの顔を見るときを、僕らは密かに楽しんでいる。彼らのうちの1人は、驚きのあまり、叫ぶように次のように言った。「ええ!じゃぁ、もうキャンプと国の間を行き来しなくていいんですね!スキャンを撮って、それをパソコンにアップロードするだけで作業は完了ですね。そしたら、時間を大幅に短縮できるじゃないですか!すごいですよ、これ、小さなひびまでしっかり撮れてますよ!」

夕食後、僕らは10人乗り飛行機に乗って、トゥルカナ湖の西岸、トゥルクウェルに行った。トゥルカナ盆地研究所の別の施設があるからだ。

トゥルカナ湖上を飛行中

飛行機が湖の向こう側に到着すると、湖のこちら側とあちら側では生息している植物が大きく異なることに気が付いた。トゥルクウェルにはより多くの樹が生えており、とげのある藪が少なく、廃棄物からほとんど作られているイレレットの住宅に比べ、飛行機から見ると、こちらの住宅ははるかに見栄えが良い。こちらの住宅は枝や小枝を上手く織り込んで、その周りには素敵なフェンスができている。

トゥルクウェルの住宅

着陸すると、フランシスコが砂漠の蜃気楼を見て、遠くに大きな湖を見たと言い張った。(蜃気楼を見ただけだと納得させるのが大変だった)

着陸したときには2台の車が僕たちを待っていた。車の中から見える村人たちも、イレレットの住民よりもずっと豊かな暮らしをしているように見えた。

ここは牛を放牧するための牧草地が広く、川や湖が住民に近いためだと、ローレンス博士が教えてくれた。また、ナイロビと木炭販売契約も結んでいるらしい。

トゥルクウェルのキャンプはイレレットキャンプよりも広く、設備が整っており、ダイニングルームからの川の眺めは絶景だが、この地域に埋まっている化石の数はずっと少ない。それにも関わらず、トゥルカナ盆地研究所は世界中から学生や考古学者をこのキャンプに迎える計画をしている。

トゥルカナ盆地研究所トゥルクウェルキャンプ

岩から、化石の骨についた土や埃を取り除く細心の注意を要する作業では、何ヶ月もかかる場合もある

次の朝早く、僕たちはナイロビに向けて飛び立った。天候のせいでもう一度予定を変更した。当初の予定では、研究所所有の空港を使用する予定だったが、大雨が降ったせいで、急遽、ナイロビ国際空港に着陸した。数時間後、そこから、僕はモスクワに向けて、フランシスコはリマに向けて、それぞれ飛び立った。

さらば、蚊帳。

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