Artec 3Dは人工知能を搭載した初の3DスキャナArtec Leoをリリースします

08/03/2017

米カリフォルニア州パロアルト、2017年3月7日 –本日、プロ仕様の3Dハードウェア・ソフトウェアのデベロッパー兼メーカーであるArtec 3Dは、史上初のスマートデバイスであり、1秒あたり最大80フレーム(FPS)のデータをキャプチャする、世界で市販されているスキャナでも卓越した速度を誇るハンドヘルド3DスキャナArtec Leoをリリースします。Artecは、昨年リリースした、Artec Studio 11ソフトウェアに搭載した、未加工の3Dデータを高品質の3Dモデルに自動処理する人工知能「オートパイロット機能」を用い、タブレットやパソコンに接続せずにデータを基板上で自動収集・処理する3Dスキャナを開発し、業界に大きな一歩をもたらしました。マルチタッチのHDハーフスクリーン上で、スキャン中のオブジェクトがリアルタイムでフルカラーの3Dモデルに変換されていく様子を確認することができ、スキャンがよりシンプルで直観的なものとなりました。バッテリーパックを内蔵し、人間工学に基づいたグリップを採用し、バランスの取れたデザインが特徴のこの3Dモデルスキャナは、簡単なワイヤレス操作と、届きにくい場所でのスキャンを可能にしています。

「Artec Leoは3Dスキャン業界の次に来るトレンドを具現化しています。」と語るのは、アルテン・ユーヒンArtec 3Dの社長兼CEOです。「Leoは、直観的に使え、持ち運びが簡単で当社の人工知能アルゴリズムを使用しており、大量データを単一デバイス上でキャプチャし、自動的に処理するので、操作方法を学ぶのが簡単です。Leoの次世代プラットフォームは、業界にとって画期的なものであり、この成功をベースとして、さらにスマート3Dスキャナの製品ラインを拡大していく予定です。当社が目指しているのは、あらゆる業界で、ビデオを撮る気軽さでプロ仕様の3Dスキャンを撮ることを可能とすることですが、Artec Leoの開発によりこのゴールに大きく近づくことができました。」

Artec Leoは広角ビューを搭載しており、80 FPSという驚異的な3D再現率を誇るため、大型オブジェクトや現場でのスキャンを簡単にします。また、複雑なディテールをキャプチャしたい場合は、対象エリアにスキャナを近づけることで、最高3D精度0.1 mmでスキャンすることができます。つまり、Artec Leoは、小型機械部品から広い犯罪現場まで、形や大きさを問わずスキャンするのに最適です。人間工学に基づきカスタム設計された、このワイヤレスのポータブル3Dスキャナは、手にしっくりとくるグリップが使用されており、他のスキャナにはないユーザーエクスペリエンスを可能にしています。

最先端のNVIDIA® Jetson™プラットフォームをベースとして、 FPGA(field-programmable gate array)、グラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)、CPU(シーピーユー)を搭載したArtec Leoは、基板上で大量の3Dデータを処理できる、市場で最もスマートかつパワフルな3Dスキャナの1つです。また、このスキャナには9 DoF(自由度)慣性システム(加速度計、ジャイロ、コンパス)を内蔵しており、オブジェクトの位置関係や環境に関する情報を正確に測定します。これにより、スキャナがスキャン対象オブジェクト、それを載せている面、その背景にある壁を区別することができるため、不要なデータを自動的に消去することができます。

「Jetsonが組み込まれたコンピューティングプラットフォームがビジュアル上の限界を押し上げ、人工知能コンピューティングと、リアルタイムでオブジェクトを3DキャプチャするArtec製品を使用することにより、モデリングやビジュアライゼーションをハンドヘルドスキャナからできるようになりました。」と話すのは、NVIDIA社のTegra製品管理リーダーで、VR/AR製品の事業開発も担当しているラザー・ルイス氏です。「産業デザインや製造、ヘルスケア、科学、教育、アニメ制作、コンピューターグラフィックスなど、幅広い産業でこの点は重要な要素となります。」

当社が独自に開発した最先端の2イン1光学システム(3Dカメラとカラーカメラを1つに統合)を採用したArtec Leoは、解像度2.3 mpと、卓越したテクスチャマッピング精度を実現しています。破壊型VCSEL光源により、高度ジオメトリを実現しており、3Dスキャン技術が通常苦手とする太陽光が眩しい屋外環境でもオブジェクトをキャプチャすることが可能となっています。さらに、この高度技術を用いて、Artec 3Dは周辺の光条件に基づき調節可能なフラッシュシステムを開発し、卓越した3Dキャプチャ能力を実現しています。これにより、ユーザーは3D HDRでスキャンすることができ、黒色面や光沢面など、これまでスキャンしにくいとされてきたオブジェクトも簡単にスキャンすることができるようになりました。

スキャンデータはArtec Leo内蔵スクリーンで確認することもできますが、タブレットやノートパソコンなど、別のデバイスにストリームすることもできます。これは、大型画面での作業が便利な場合や、共同作業などで有用な機能です。スキャナはSSDドライブを内蔵しており、キャプチャしたデータを最大256 GBまで保管することができます。また、micro SDカードを使えば、デバイス容量を拡張することができ、屋外で作業する場合などに特に便利です。別売のバッテリーモジュールを購入すると、電源がない場所でも無制限に3Dスキャンを行うことができます。スキャンを撮り終えたら、データはWi-FiまたはEthernet接続からパソコンにアップロードするか、直接クラウドにアップロードすることも可能です。

ARTEC 3Dについて

ARTEC 3Dは、ルクセンブルグに本拠地を構え、米国 (パロアルト)やロシア(モスクワ)に子会社を展開するグローバル企業です。ARTEC は革新的な 3D ソリューションと製品を開発・製造しています。ARTEC は立体表面データの収集と処理およびバイオメトリクス顔認識技術の専門集団です。ARTEC の製品およびサービスは、工学、医療、メディア、デザイン、エンターテイメント、ファッション、史跡保全、セキュリティ技術を始めとする様々な業界で使用することができます。

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ショーン・ウェルチ(Sean Welch)
ARTEC 3Dのメディア窓口業務担当:PAN Communications
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