Artec 3D、業界のリーダーをアドバイザリーボードに迎える

ルクセンブルクに本社を置く、3Dスキャンの世界的リーダー企業であるArtec 3Dは、このたびアドバイザリーボードの設立を発表し、初の2名の著名なメンバーとして計測技術の専門家ダンカン・レッジウェル(Duncan Redgewell)氏と経験豊富な外交官ガストン・シュトロンク(Gaston Stronck)氏を迎えることとなりました。
Artec 3Dがグローバル展開を加速し、さまざまな産業分野における影響力を深めていく中で、このアドバイザリーボードは、戦略的意思決定の支援や製品イノベーションの加速、そして長期的なパートナーシップの構築において重要な役割を果たすことになります。
このアドバイザリーボードの設立は、Artec 3Dの長期的なビジョンをさらに推進するための重要な一歩とも考えられています。このボードメンバーによる独立したハイレベルな視点は、戦略の方向性を導く上で大きな助けとなると同時に、企業ガバナンスの強化にも寄与することが期待されています。
Artec 3Dは、ダンカン・レッジウェル氏そしてガストン・ストロンク氏の2人の優れた専門家を、アドバイザリーボードの初期メンバーとして迎えました。
ダンカン・レッジウェル氏について
ポータブル計測技術の分野における先駆者であるダンカン氏は、産業計測と製造インテリジェンスの分野で30年以上の経験を有しています。Hexagon MI社における計測機器部門の元社長として、彼はレーザートラッカー部門を同社で最も収益性が高く、かつ最も成長著しい部門へと変革するうえで中心的な役割を果たしました。彼のリーダーシップの下、Hexagonはイノベーション、戦略的買収、製品開発を通じて新たな業界基準を確立しました。現在もダンカン氏は、業界をリードする複数の企業においてアドバイザーおよびボードメンバーとして、技術革新の推進を支援し続けています。
ガストン・ストロンク氏について
ガストン氏は、外交、公的政策立案、そして革新的な製造技術の推進といった分野において、輝かしいキャリアを築いてきました。2022年よりArtec 3DのCEOアドバイザーとして就任して以来、同社の国際展開や公的資金の活用、機関とのパートナーシップ構築、特にルクセンブルクの活発なイノベーション・エコシステムにおいて、非常に貴重な知見をもたらしてきました。
ガストン氏は、複数のディープテック系スタートアップ企業にアドバイスを提供し、アクセラレータープログラムの立ち上げを支援し、官民両セクター間の投資主導のコラボレーションを推進してきました。これまでに、ルクセンブルク政府の外務・欧州問題省の事務総長を務めたほか、アメリカ、ロシア、インド、デンマーク、そしてEU政治・安全保障委員会への特命全権大使など、多くの要職を歴任しています。
ダンカン氏とガストン氏の豊富な経験とビジョンは、3Dスキャニング技術の限界をさらに押し広げ、さまざまな業界や市場に向けた革新的なソリューションを世界中に届けていくうえで、大きな原動力となるでしょう。Artec 3Dは、次なる成長段階において、両氏の専門知識がもたらすポジティブな影響に大いに期待しています。