3Dスキャンソルーション

Artec 3D社のウクライナへの支援内容

Artec 3Dは検査やリバースエンジニアリングのための、スキャンからCADへの変換機能を搭載したArtec Studio 15を発表します

すべて1つのソフトウェアで、オブジェクトをスキャンし、3Dモデルを作成し、さらにスキャンからCADへの簡単な変換操作までも実行できます。

カリフォルニア州サンタクララ、2020年5月28日 – 世界的に有名な、プロフェッショナル3Dハードウェアおよびソフトウェアの開発者であり製造業者でもあるArtec 3Dは、本日、 Artec Studio 15のリリースを発表します。これは、受賞歴のある当社のソフトウェアの最新バージョンです。この度新しく搭載された、スキャンからCADへの変換機能により、基本的な品質管理とリバースエンジニアリング操作をArtec Studio 15で直接実行できるため、ユーザーの時間と労力を節約できます。CGIアーティストにとって、強化された色彩再現とモデル間のテクスチャ転送により、実物そっくりのモデルの作成がさらに簡単になります。さらに、強化されたアルゴリズムにより、Artecの 広範囲でご使用いただけるハンドヘルドのデスクトップ3Dスキャナを使用してスキャンを行えば、最大の精度と速度が保証されます。

Artec 3Dの社長兼CEOであるArtyom Yukhin氏は、次のように述べています。「あるお客様から、Artec Studioの新しいリリースの度に、さらにアップグレードされたスキャナを受け取るようなものであると、嬉しいことを言われました。これは、私たちが非常に誇りに思っていることです。」「当社の3Dスキャンのアルゴリズムの進歩により、精度、速度、使いやすさにおいて今の業界の常識を上回ることができています。また、機能の増加により、すべての技術レベルのユーザーが時間を節約できます。今年のスキャンからCADへの変換機能は、リバースエンジニアリングおよび検査のタスクを実行するユーザーの生産性を飛躍的に向上させてくれるでしょう。」

強化されたユーザー体験

一連の新機能とアップグレードにより、精度と速度が向上しました。Artec Studio 15で新しいカスタムグループを作成できるようになりました。これにより、ユーザーは複数のデータセットを同時に操作し、カスタムフォルダで整理できます。ユーザーの生産性は、新しく自動化されたワークフローで向上するはずです。強化されたオートパイロットと、2倍速になり、また以前より高度な自動調整機能。そして、次世代テクスチャ・レジストレーション。さらには、専用のCPUを使用して各スキャンで展開する、高速なプロジェクトロード。これらが自動化されたワークフローに含まれるのです。視覚的に再設計されたワークスペースとカスタマイズ可能なインターフェースにより、ユーザーはお好みに合わせてソフトウェアを調整できます。

Studio 15を搭載したArtec 3Dのすべてのスキャナで速度と精度が向上していますが、Microデスクトップスキャナのスマートスキャンモードはさらに今までの業界の常識を覆します。オブジェクトは、手動で行う場合と比べ、約2倍の速さでデジタル化できます。スマートスキャンモードは、最も効果的なスキャンパスを計算することにより、最少数のフレームを使用して最適な数の表面をキャプチャし、完全自動の超高解像度スキャンを実現し、最小サイズで高速処理を実現します。

新しい品質管理機能

ユーザーは、スキャンをSTEP、IGES、X_T形式などのインポートされたCADモデルに合わせることにより、Artec Studio内で迅速な品質管理操作を実行できます。高速で行われる表面距離マップの比較と、作成されたすべての 3Dモデルのミクロン精度の測定は、スキャンとCADモデル間の不整合を簡単に特定してくれます。スキャンには、球、円錐、平面、円柱などのCADプリミティブを取り付けることもできます。これにより、実際のスキャンとこれらの単純な幾何学的形状との間で非常に正確な測定を行うことができます。より複雑なプロセスとツールについては、Geomagic Control Xなどの完全なパッケージ検査のソフトウェアにエクスポートするだけでOKです。

強化されたリバースエンジニアリング機能

Artec StudioのCADプリミティブは、リバースエンジニアリングのワークフローも合理化します。スキャンの完了後、プリミティブを使用して、主要な形状データをCAD形式で抽出し、SOLIDWORKSまたは他のCADソフトウェアですぐに使用できます。さらに、Artec Studio 15の正確な位置決め機能により、ユーザーはモデルをワールド座標系に配置できます。プリミティブがスキャンデータに位置合わせされ、正しく配置されたモデルは、SOLIDWORKS、Geomagic Design X、その他のCADソフトウェアに直接簡単に移行できるように、一般的なCAD形式としてエクスポートできます。

CGIやその他の用途の鮮やかなテクスチャ

Artec Studio 15を使用すると、複数の自動化機能により、ユーザーは色を正しくキャプチャして表示することができるため、安心できます。アプリケーションの領域を手動で事前定義することなく、ソフトウェアはオブジェクトの背後から不要なカラーデータをフィルターで除去します。この機能の強度は、抑制レベルスライダーを使用して調整できます。Artec Studioの洗練されたアルゴリズムは、正しい色に置き換えるために複数のスキャンを巧妙に検索します。この機能は、一般的なグレア低減ツールと同様に機能します。時間を節約するもう1つの機能は、モデル間のテクスチャ転送機能です。ユーザーは、既存のモデルからテクスチャを複製して、新しいモデルに直接転送することができます。